公開: 2022年5月24日
更新: 2022年5月24日
戦闘におけるジャンヌの戦い方は、それまでのフランス軍の戦い方と大きく違っていたと言われています。それまでのフランス軍は、伝統的に負けることを避けて、消極的に戦うやり方を採用していたそうです。それに対して、ジャンヌの戦い方は、戦場で最も重要な目標(物)を設定して、その目標に向かって、徹底的に集中的な攻撃をかけるやり方でした。
近代の戦争になって、鉄砲や大砲が使われるようになると、このジャンヌの戦い方は、「砲火の集中」と「正面突破」と、呼ばれるようになり、フランス陸軍の得意とする戦術になっていったそうです。勇敢な指揮官であったジャンヌだからこそ、採用できた戦術でした。その意味で、ジャンヌは、最前線において「有能な指揮官」だったようです。