公開: 2022年5月21日
更新: 2022年5月21日
この時代の戦いでは、捕虜となった指揮官や兵士については、身内が身代金を準備して、身柄引き渡し交渉をするのが普通でした。ジャンヌの場合、フランス国王のシャルル7世が身代金を支払って、ジャンヌの身柄を引き取ることが普通だと思われました。しかし、シャルル7世は、ジャンヌの身柄引き渡し交渉をしなかったため、ジャンヌの身柄は、イングランド軍に売られる結果となりました。
歴史学者の中には、シャルル7世が、戴冠式を済ませた後、失策が続いたことに疑問を呈している人がいますが、このジャンヌの身柄引き渡し交渉の件についても、問題が指摘されています。