公開: 2022年4月14日
更新: 2022年4月14日
出生率とは、注目している地域における成人女性が、一生の間に産む子供の数を言う。1組の夫婦は、通常、2人の男女から構成されているので、出生率が2.0を下回ることは、1組の夫婦が生む子供の数が一生涯で平均2人以下になっていることを意味する。この状態が続けば、その地域の人口は減少する。同じことは、結婚しない女性が増える場合も起こる。
日本の社会においては、1973年に2.14を記録したのを最後に、1975年に2.0以下となり、その後は継続的に低下し続けていた。2010年頃には、1.45程度に低下した。1組の夫婦の子供の数は、1人または2人にまで低下したのである。このことが影響し、日本の総人口は2010年頃をヒークにして、少しずつ減り始めた。