公開: 2022年4月11日
更新: 2022年4月11日
OECD(経済協力開発機構)は、加盟38か国の経済状況に関するデータを集積し、それらのデータを職員や専門家が分析して、様々な問題について報告している。例えば、加盟各国の労働生産性に関するデータの収集と分析などがある。その収集されたデータを、日本生産性本部が独自に分析した結果、日本人の時間当たりの労働生産性は、2020年の統計では、加盟38か国中23位で、国民一人当たりの労働生産性では、28位であった。製造業分野では、従業員1人当たりで、31か国中18位であった。
このデータからも明らかなように、日本社会の労働生産性は、先進諸国の中で最も低く、米国社会のそれの約60パーセント程度に相当するに過ぎない。