公開: 2022年4月10日
更新: 2022年4月19日
1997年頃までの日本の銀行や証券会社など、それまでの日本社会の経済発展を支えてきた金融機関が、バブル経済崩壊後の不良債権整理ができずに、経営破たん(倒産)した。第2次世界大戦後の経済においては、日本社会が初めて経験した金融危機であった。
有名な例としては、北海道拓殖銀行の経営破たんや、山一證券の経営破たんがあった。これらの経営破たんでは、単に金融機関の経営が行きづまり、その従業員が職を失うだけでなく、金融機関の運営を支援するコンピュータシステムの開発や管理業務を担う関連企業の従業員までも、職を失う問題などが発生した。