公開: 2022年4月3日
更新: 2022年4月18日
1960年代からの米国経済は、その絶頂期にあった。強い通貨のドルによって世界中からの生産物を集約する人口2億を超える巨大市場が誕生し、日本やドイツなどの第2次世界大戦の敗戦国は、安い生産コストで生産した製品を米国市場に輸出し、経済発展した。
1960年頃の日本の人口は、まだ1億人には届いていなかったが、日本の輸出産業の発展に支えられて、経済を拡大し続け、人口を1億人にまで増やし、国内市場の内需だけでも経済を発展させられるまでに成長していた。その結果、1980年代には、日本の国内総生産(GDP)は、米国のそれの約半分にまで拡大した。