提供: 有限会社 工房 知の匠
文責: 技術顧問 大場 充
更新: 2025年10月20日

2025年は、6月から、9月末まで、毎日、暑い日が続きました。皆さんの中には、熱中症に悩まされた人もいるでしょらう。10月に入っても、まだ西日本の地域では、気温が30度を超える真夏日が続いています。東日本の各地では、10月が後半に入って、やっと涼しい日が来るようになりました。皆さん、栄養と睡眠を十分に取ってください。
図案は、これまでと同じように、アイヌ民族に伝わっている古典的な図形を組合わせ、昇る朝日の中心に、今年の干支(えと)である「巳」(み)を中心に、マンダラ風にデザイン化したものです。左右に配置されているのは、10月の稲刈り前の田に咲く「たわわに実る稲穂」をデザイン化したものです。稲穂は、秋の日本の各地で催される秋祭りの頃、稲刈りを待つ、田んぼに見られる懐かしい景色です。
約3年半に渡って続いているロシアのウクライナへの侵攻と、2年に渡っている中東でのイスラエルとパレスチナの戦闘、さらにイスラエル軍の突然の爆撃で始まり、アメリカ合衆国の空軍も参加した、イランとの戦争、長引く国内紛争が激化している中で、大地震が起きたミャンマー、そして緊張が続いている極東の中国と台湾、政治情勢が緊迫している韓国、軍備増強を進める北朝鮮など、世界では、絶え間なく不安定な政治情勢が続いています。世界に平和がもたらされ、皆さんと世界中の子供達、若者達が、安心して楽しく、有意義な毎日を過ごすことができる日が来ることを、心から願っています。
2025年8月、アメリカ合衆国のトランプ大統領は、ウクライナとロシアの戦争を終わらせるために、アメリカのアラスカ州で、ロシアのプーチン大統領と直接、話し合い、停戦の合意への道筋を付けようとしましたが、不成功に終わりました。ウクライナのゼレンスキー大統領とEC各国の首脳たちは、プーチン大統領にとって有利な条件での停戦の枠組みが作り出されないようにと、警戒しているようです。どのような合意が為されるのか、世界の注目が集まっています。さらに、ロシアの無人機がポーランド上空を侵犯したため、北大西洋条約機構に加盟している国々と、ロシアとの緊張も高まりました。
ところで、2025年6月から、鎌倉市の支援を受けて、私の友人たちが企画した市民向け講演会のために準備した原稿に基づき、その講演内容をまとめた資料を、市民のための講座として、公開することとしました。内容は、次世代を担う若者達のものではなく、成人の一般市民を対象とした、新技術と社会に関係した、啓発的な情報の提供を狙ったものです。一般の方々が、これからの皆様の生き方を考えるために、ご参考にして頂ければ、幸いです。2025年9月は、「ホモ・デウスの倫理」と題した講演でした。
2025年10月20日
「知の自由塾」は、主として小学校高学年から、中学校3年までの生徒を対象として、これからの世界や日本社会の発展を担う人材を育てることを目的として、開設された私的なホームページです。学校で学ぶ科目とは別に、これからの世界のリーダーに求められる「知的な力」を養うための基礎となる、「ものごとの見方、考え方」を、次世代を担う皆さんが学ぶための、自由参加の教室です。
このホームページに掲載されている記事は、以下の通りです。
特集: 高校生、大学生の探究学習のために
新企画: 市民のための講座
2019年7月
有限会社 知の匠 技術顧問 大場 充
(広島市立大学 名誉教授)
著書
論文
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juku@chi-takumi.jp