知の自由塾

提供: 有限会社 工房 知の匠

文責: 技術顧問 大場 充

更新: 2024年12月22日

ごあいさつ



2024年、今年こそ、世界に平和を。

6月から続いた暑い日々の後、11月になって、朝夕の空気に、秋の気配を感じるようになって、1月も経たないうちに。急に寒い日々が到来しています。学校では、感染症の流行が始まったマイコプラズマ肺炎に続いて、インフルエンザの流行が始まったようです。これまで、私たちの先祖が経験したことのない、亜熱帯のような気候の中で、今、私たちは、生活をしています。皆さん、十分、健康に注意してください。

図案は、これまでと同じように、アイヌ民族に伝わっている古典的な図形を組合わせ、昇る朝日の中心に、今年の干支(えと)である「辰」(たつ)をマンダラ風にデザイン化したものです。左右に配置されているのは、クリスマスツリーなどをデザイン化したものです。一日も早く早く、世界全体に平和な日々が訪れることを願っています。

約3年に渡って続いているロシアのウクライナへの侵攻と、1年以上に渡っている中東でのイスラエルとパレスチナの戦闘、さらにレバノンへと拡大しつつあるイスラエルの武力攻撃、長引く国内紛争が激化しているミャンマー、そして緊張が高まっている極東の中国と台湾、さらにシリアの内戦など、世界では、絶え間なく不安定な情勢が続いています。世界に平和がもたらされ、皆さんと世界中の子供達、若者達が、安心して楽しく、有意義な毎日を過ごすことができる日が来ることを、心から願っています。

2023年10月、中東のイスラエルにあるガザ地区で、イスラエル軍と、ガザに住んでいるパレスチナ人の武装勢力の1つであるハマスの戦闘員との間で、大規模な戦闘が始まりました。両者の戦いには、イスラム系の周辺国のレバノンの武装勢力も参加して、複雑な宗教対立になりつつあります。歴史的に不安定な中東地域における民族間・宗教間の対立から、新たな戦争に拡大することも危惧(きぐ)されています。特に、ガザのパレスチナ市民が、イスラエル軍の爆撃や砲撃の犠牲になっています。武装した軍と軍の戦闘は止められなくても、市民の犠牲は、人道的視点から、止めなければなりません。

2024年10月、ノルウェーのノーベル平和賞委員会は、2024年のノーベル平和賞について、日本の被爆者団体協議会へ授与することを発表しました。かつて、広島に住み、インターネット上の「原爆WWW博物館」(英語版)の開発と掲載に関与した者として、被爆者団体協議会の皆様に対して、心からの敬意と、称賛の意を表します。ノーベル平和賞の授賞式は、今週、ノルウェーの首都、オスロで開催されます。

2024年12月10日

目的

「知の自由塾」は、主として小学校高学年から、中学校3年までの生徒を対象として、これからの世界や日本社会の発展を担う人材を育てることを目的として、開設された私的なホームページです。学校で学ぶ科目とは別に、これからの世界のリーダーに求められる「知的な力」を養うための基礎となる、「ものごとの見方、考え方」を、次世代を担う皆さんが学ぶための、自由参加の教室です。

ねらい
ここでは、私が、1974年から1994年までの20年間、米国のコンピュータ会社である、IBM社における実務経験を通して、特にその最後の5年間に米国の社会で学んだ、日米での、ものの考え方の違いや、人間の生き方、そして人々の育て方など、様々なことについて知り得たことを語り、皆さんと議論したいと思います。
内容

このホームページに掲載されている記事は、以下の通りです。

お礼の言葉
本ホームページは、最初、フェースブック上に公開された一連の記事でした。しかし、検索エンジンからの検索が難しくなったことから、通常のホームページの形式で公開することになりました。ここに、公開に当たってサーバを提供して頂いた有限会社「工房 知の匠」の佐々木社長のご厚意に感謝します。

2019年7月
有限会社 知の匠 技術顧問 大場 充
(広島市立大学 名誉教授)

塾長の歩み
塾長の私は、東京の青山学院大学大学院の修士課程を修了して20年間、外資系のコンピュータ会社で働き、その最後の数年間は、米国で大規模ソフトウェア開発のための組織のあり方について研究しました。帰国後、1994年に広島市が設立した新しい大学の情報科学部、情報数理学科の教授に就任して、日本人の学生は元より、社会人学生(日本人)、韓国人、中国人、ドイツ人などの学生の指導に当たるとともに、広島のソフトウェア産業の発展と日本のソフトウェア産業の国際競争力向上のために、いくつかのプロジェクトを実施し、2014年3月に同大学を定年退職しました。退職後も、2018年まで、名誉教授として情報科学部の3年生を主たる対象とした「技術者倫理」の講義を担当しました。
塾長の最近の仕事
特に、私が大学教員として働いた最後の4年間には、経済産業省が当時推進していたグローバルに活躍できるソフトウェア系人材の育成のため、それまでの日本の教育では教えることがなかった「プロジェクトマネジメント」の基礎を学生に理解させる新科目の導入と、広島県内の大学や企業との連携による一連の講義の実施を行いました。特に、広島県からの財政的な支援を受け、NTTデータ中国からの協力も得て、10名程度の学生をインドのNTTデータ関連会社に送って、インターンシップを経験させるプロジェクトに取組みました。最初の年に、このインターンシップに参加した学生達は、既に社会に出て、IT系の企業で活躍しています。
塾長が最近出版した本と発表した論文

著書

  • ソフトウェア技術者: プロの精神と職業倫理(日科技連出版(2014年))
  • 組込みソフトウェア工学ハンドブック(日科技連出版(2014年))


論文

ご意見・ご感想・ご質問

以下のメールアドレスへ

juku@chi-takumi.jp